巨人の菅野智之投手（２９）が１日、監督推薦で７年連続の球宴出場を決めた。今季ここまで不振にあえぐエースは「リフレッシュして後半戦に臨めるいいきっかけになればいい」と、球宴の舞台で仕切り直しをはかる。

　前回２３日のソフトバンク戦では１回０／３を４失点でプロ最短ＫＯ。今季ここまでの防御率も４・３９と本来の姿を取り戻せずにいる。それでも「こうやって選んでもらって、出ることに意義がある。自分自身もうれしい」と、球宴に寄せる思いは格別だ。球界を代表する右腕として「どこかで見せ場を作れれば。ファンの方に喜んでいただければと思います」と、ファンとともに野球界を盛り上げる。

　球宴の前には９連戦が控える。２日の中日戦（東京ドーム）で先陣を切る菅野は「この８日間、自分なりに野球と向き合ってやってきた。しっかり自分に期待してマウンドに立てれば」と、修正力に自信をのぞかせた。エースが復活を遂げ、現在首位を走るチームの勢いを加速させる。