日本ハム・吉田輝星、根尾に昨夏甲子園のリベンジだ オール直球3球三振堂々宣言!

 日本ハム・吉田輝星投手(18)が26日、フレッシュ球宴(楽天生命パーク)で中日・根尾をオール直球の3球三振に斬ると意気込んだ。昨夏の甲子園決勝ではバックスクリーンへ一発を被弾。リベンジを果たし、球団では09年の中田翔以来となるMVPを勝ち取る。

 リベンジの機会が訪れる。フレッシュ球宴に初選出された吉田輝は、18・44メートル先の根尾を想像した。「変化球はいらないなというか、ストレートだけで抑えたいですね」。徐々にこみ上げてくる苦い記憶。「ストレートで3球三振でいきたい。それが一番の理想ですね」と宣戦布告した。

 金足農の絶対的なエースとして旋風を巻き起こした昨夏の甲子園。秋田県勢103年ぶりに進出した決勝戦で2-13の大敗を喫し、根尾にはバックスクリーンへ弾丸ライナーの一撃を食らった。大会後は第12回BFA U-18アジア選手権大会で共に代表入りし、プロの道へ。尊敬するライバルの存在は右腕の闘争心をかき立てる。

 直球を狙われても「その上で抑えるのが一番楽しいですし、レベルアップするには大事なことかなと思います」と一歩も引かない。広島・小園もウエスタン選抜で出場し、ロッテ・藤原はチームメート。BIG4で祭典を盛り上げる構えだ。

 また、その舞台が楽天生命パークであることも「縁を感じます」と心を刺激する。同球場は、幼少期に地元・秋田からプロ野球観戦に訪れた思い出の場所。球団では09年の中田以来となるMVPを獲得し、東北に夢と希望を届ける。

 1軍デビューとなった12日・広島戦でプロ初勝利を飾り、23日・中日戦では初黒星を喫した。直球の質の向上を追い求め、この日も札幌ドームで行われた1軍全体練習に参加。「威力のある真っすぐを投げたいです」。真っ向勝負でライバルに進化した姿を示す。

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