両軍先発が初回KOの大乱戦 楽天が逆転で制す 山下が値千金の決勝2ラン

 7回、逆転2ランを放ち笑顔で生還する山下(右)=撮影・中田匡峻
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 「交流戦、DeNA9-11楽天」(22日、横浜スタジアム)

 楽天が乱打戦を制し、貯金10。交流戦勝ち越しを決め、リーグ首位をキープした。

 試合は両軍の先発が1回にKOされる異常な幕開けとなった。一回、DeNAの先発ドラフト3位・大貫が初回に打者7人に対して1死も取れず、4安打3四球6失点で降板。楽天が主導権を握ったが、その裏に思わぬ展開が待っていた。

 楽天の先発・古川も大乱調。先頭神里の二塁打をきっかけに、3番ソトから宮崎の押し出しを含めて3連続四球。ロペスの2点適時二塁打、さらに伊藤光への四球。大和の適時打で4点目を献上したところで、交代となった。古川は1/3を3安打4四球7失点だった。

 四回にはDeNAがソト、筒香の適時打でリードを広げたが、楽天も猛追。五回に2点を返すと、七回には山下が3号2ランを放ち、再びリードを奪った。五回以降はリリーフ陣が踏ん張り、7投手の継投で勝利。九回は松井が締めくくった。

 DeNAは逆転負け。5番手の三嶋が痛恨の逆転2ランを浴び、3敗目を喫した。

 一回だけで1時間7分を費やしたが、二回以降は比較的落ち着いた展開。試合時間は4時間7分で終わった。

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