東海大5年ぶりの準決勝進出 “15年夏の甲子園”Vメンバー・杉崎が本塁打

 「全日本大学野球選手権・準々決勝、東海大4-3大商大」(13日、神宮球場)

 東海大が逆転勝利で、優勝した14年以来となる準決勝に進出した。中日・小笠原らと高校時代に15年夏の甲子園で優勝を経験した杉崎成輝内野手(4年・東海大相模)が、2-3の六回に同点本塁打。後続も続き、この回に試合をひっくり返した。

 値千金の一発だ。1点を追う六回の先頭として打席に入ると、「初球は何が来ても振ろう」と迷わなかった。高めのスライダーを捉え、同点とする中堅への豪快アーチ。逆転勝利につなげた。

 狙い通りバッティングでミスを帳消しにした。三回に自らの適時失策で先制点を献上。「自分のエラーで取られた」と責任を痛感していたが、最高のかたちで取り返した。

 昨春リーグ戦の開幕前日の練習で右脚の腓骨(ひこつ)を骨折し、約1年間戦列を離れた。昨春の全日本はスタンドで松葉づえ姿。出られなかった分、巻き返しの思いは誰よりも強かった。

 14日は準決勝前の休養日となる。「明日の過ごし方が絶対大事」と高校時代の甲子園での経験をチームに伝える。

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