明大 7点差大逆転で5季ぶりの優勝 主将・森下「絶対に優勝すると臨んだ」

 「東京六大学野球、明大8-7法大」(26日、神宮球場)

 2試合が行われ、明大が8-7で法大に逆転勝ちし、5季ぶり40度目のリーグ制覇を果たした。勝ち点4で並ばれても他校を勝率で上回るため。明大は東京六大学連盟代表として、全日本大学選手権(6月10日開幕・神宮ほか)に出場する。立大は東大を4-2で下し、連勝で勝ち点2とした。

 明大エースで主将の森下暢仁投手(4年・大分商)を中心に歓喜の輪ができあがった。0-7からの大逆転でつかんだ5季ぶりの優勝に、前日に同点3ランを浴びた右腕は「きのうはふがいない姿を見せた。絶対に優勝すると臨んだ」と興奮気味に喜びを語った。

 7点差となった後の四回の攻撃前。善波監督は「まず2点を取ってこい」とナインを叱咤(しった)した。そこから追い上げ、七回に同点、八回、ついにリードを奪った。

 故島岡監督のえとにちなんだスローガン「猪突(ちょとつ)猛進」を地で行く逆転劇。善波監督は「強くなりながら、勝っていこうと。空の上で御大が喜んでくれていると思う」と感慨深そうに話した。

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