大船渡・佐々木 二刀流の活躍 5回1失点&10号2ラン

 「練習試合、大船渡17-1加美農・一迫商・岩出山」(26日、宮城県内グラウンド)

 最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が26日、宮城県内での加美農・一迫商・岩出山との練習試合で投打に躍動した。盛岡商戦で完投した25日に続き、2日連続の先発で5回無安打1失点。4番としても一発を含む2安打3打点と役割を果たした。

 気温30度の中で、最後の夏への予行演習は上々だ。初回の先頭打者に与えた四球から1死三塁の場面で犠飛を食らったが、走者を出したのは3度のみ。チェンジアップなど変化球主体で安打を許さなかった。

 直球は49球中わずか8球だった。視察したスカウトのスピードガンで最速146キロ。フィリーズ・大慈弥環太平洋担当部長は「素材は超一級品。非常にクレバーで、自分を持っている」と“省エネ投球”を認めた。

 バットでも五回無死三塁から右中間の最深部へ高校通算10号を突き刺した。三回1死三塁ではスクイズ(記録は安打)。今春の岩手大会で登板せずに初戦敗退と経験値が不足する中、貴重な実戦で攻守に存在感を放った。

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