中日・ドラ3勝野がうれしい初勝利 七回途中3安打1失点「全球、勝負でいった」

 「ヤクルト1-6中日」(24日、神宮球場)

 中日のドラフト3位・勝野昌慶投手(三菱重工名古屋)がうれしいプロ初勝利を挙げた。6回2/3を投げ、3安打5奪三振1失点。「たくさんのファンの皆さんの前で初めて勝つことができてうれしいです。前回はいいピッチングできたんですけど、負けてしまって。きょうは絶対勝つというつもりでした」と、試合後のインタビューで初々しい笑顔を見せていた。

 そのインタビューとは対照的に、マウンド上の勝野はルーキーらしからぬ落ち着いたピッチングを見せた。

 プロ初登板となった17日の巨人戦では5回まで強力打線を1安打に抑える好投も、6回に3点を失い、試合を作りながらも負け投手となっていた。この日がプロ初星をかけた2度目の先発マウンド。二回、1死一、二塁のピンチにも動じず、中村を併殺打で切り抜けると、打者の手元で微妙に動くボールを操り、ヤクルトの強力打線をほんろう。6回までに許した安打はわずかに2本。七回、先頭のバレンティンにソロアーチを許して、後をリリーフ陣に託したが、堂々たるピッチングで初勝利をつかみ取った。

 「全球、勝負でいって抑えられたのでよかった。次も自分の全力投球でチームを勝たせることを意識して頑張ります」。苦しい台所事情の中、頼もしいルーキー右腕が先発ローテに加わった。

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