現役引退を２０日に発表した巨人・上原浩治投手（４４）が２１日、ＴＢＳ系「ＮＥＷＳ２３」に生出演。長男・一真くん（１３）のＶＴＲサプライズメッセージに思わず涙した。

　引退決断の経緯を振り返り「正直、もうちょっとやりたかったのはある」としみじみ。番組途中、一真くんがＶＴＲ出演で登場し「パパ、２１年間お疲れさま。２０１３年のワールドシリーズ優勝は僕にとっても思い出だよ。アイ・ラブ・ユー」と英語で語りかけると、前日の会見に続き涙腺が崩壊した。「やばいっすね。泣かしますね」と目元に手をやり「びっくりしました。知らなかったので」何度も涙をぬぐった。

　野球とアイスホッケーをしているという一真君については「（将来）野球をやるって言ってくれたので、その手伝いをしていければいいかなと。僕とタイプが違って左投げ左打ちなので。ピッチングは杉内コーチに教えてもらいたいし、バッティングは高橋由伸、松井さんに教えてもらいたい」と“英才教育”の希望を明かした。

　この日、腰の違和感のため登録を抹消された後輩・菅野智之投手とは、引退発表直前まで一緒に練習してきた仲。悩めるエースに「もうちょっと力を抜いてやってもいい。完璧を求めている投手なので。彼は９０％でもやれると思う」とアドバイス。また、メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平投手には「続く選手が出てきて、もっともっと活躍してもらいたい」とエールを送るなど、球界を担う後輩たちの活躍を願っていた。