ヤクルト全員野球でG倒 青木、山田欠場…村上が球団66年ぶり10代4番

 「巨人1-4ヤクルト」(12日、東京ドーム)

 ヤクルトは、緊急事態を一丸で乗り越えた。体調不良の青木がベンチ外、上半身コンディション不良の山田哲がスタメン落ち、村上が球団66年ぶりの10代での4番を務めた中で競り勝った。小川監督は「こういう状況で、今の巨人に勝ち越したのは大きい」と価値を強調した。

 三回は山崎が同点適時三塁打、負傷の西浦に代わって途中出場した川端も右前適時打。今春キャンプでの右手の負傷離脱から復帰した山崎は「僕にとってはチャンス。野球ができるのがうれしいと思ってやれている」とどん欲に話す。

 登録抹消中の坂口、バレンティンも含め、スタメン野手は6人が開幕から入れ替わっていた。「脇役の活躍は貴重になる。次につながっていく」と指揮官。文字通りの全員野球で苦境に立ち向かう。

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