巨人・原監督、四球難の救援陣に強気の投球求める「本人たちに聞きたい」

 「巨人3-5DeNA」(29日、東京ドーム)

 巨人が終盤の継投が決まらずに逆転負けを喫した。1点を追う五回に原監督が代打攻勢をかけ、3点を奪い逆転。その後、継投に入ったが、2番手の野上が1点差に迫られると、八回に登板した4番手・宮国が3失点。救援陣の課題が露呈し、3連勝を逃した。

 試合を振り返る指揮官の語気が強くなった。宮国について問われると「リリーフ陣全員が四球というね」と切り出し「どういう心境で、どういう技術を持ってというところは、本人たちに聞きたい」と続けた。六、八回の失点はいずれも四球が絡んだ。打者との勝負への姿勢を疑問視し「戦う前はどちらかというと勝っていないとね。戦った後に勝負というのはつくもの」と攻めの投球を求めた。

 動いて一度は逆転した。1点を追う五回の攻撃。無死満塁の場面で「数少ないチャンスになるだろうなと」と阿部、大城、石川と立て続けに代打を送り込んだ。奏功し、この回3点。その後の守りからは、阿部を今季初めて一塁の守備に就かせた。「あそこで守りに入るというのは、チームにとってマイナスだと思った」。タクトで攻めの意思を示した。それだけに、野上、宮国の逃げの投球が歯がゆかった。

 クックが離脱するなど、終盤の救援陣の形は定まっていない。裏を返せば、現在担っている投手にはチャンスとなる。宮本投手総合コーチは「ベンチから見ていて勝負している風には見えなかった。さみしかった。彼らがどう感じるか」と自覚を促した。30日から森福に代わり畠が1軍に昇格し、ブルペン待機する。泣きどころの解消へ、試行錯誤を重ねていく。

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