星稜、センバツ後初の公式戦でコールド勝ち 山下部長が指揮

 「春季高校野球・石川県大会2回戦、星稜11-0七尾」(27日、石川県立野球場)

 星稜がセンバツ終了後初の公式戦で、11安打11得点で五回コールド勝ちを収めた。今秋のドラフト1位候補の奥川恭伸投手(3年)は登板しなかった。

 星稜は、センバツ2回戦の習志野戦終了後、サイン盗みを疑い林和成監督(43)が直接抗議に出向く異例の行動を行い、その後高野連に謝罪。ただ、大会期間中に学校側に無断で週刊誌の取材に応じたことを含め、学校側から懲戒処分を受け、春季北信越大会が終了する6月4日まで指導禁止となった。そのため、今大会は山下智将部長が監督を務めて指揮を執る形となった。

 山下部長はコールド発進となった勝利を「選手は普段通りの力を発揮してくれました。試合前にも思いきってやりなさいと伝えていたので。生徒を信じてやろうと思っていたので、選手は普段通りやってくれました」と選手の奮闘を称えた。

 監督不在の状況でも、節目でミーティングを多く行い、選手同士でも話し合う機会が増えたという。この日、ソロ弾を放った主将の山瀬慎之助捕手(3年)は「センバツで負けたのは自分たちのせい。今の状況を考えてやっていかないと」と話した。

 この日出場のなかった奥川は「自分たちで考えるいい期間というか、今まではそういうことが全くなくて」と話した上で「夏が終わった時にこの期間がプラスになれたと言えるように、監督さんが帰ってくるまで踏ん張ってやっていきたいと思います」と力を込めていた。

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