中日・与田監督 塁審に鬼の形相リクエスト「全くプレーを見ていないように見えた」

 「中日7-5ヤクルト」(21日、ナゴヤドーム)

 序盤から点の取り合いとなった大乱戦。最もヒートアップしたのは五回表だ。1点リードの1死二塁で代打の上田が放った二塁後方への飛球を中日・堂上が好捕し、飛び出していた雄平を刺そうとすぐさま二塁へ送球。アウトのタイミングにも見えた中、今岡二塁塁審がちょっと間を取った後、セーフと判定すると、与田監督が一塁ベンチから飛び出した。

 鬼の形相で今岡塁審に詰め寄る。エキサイトしながら訴えた。「われわれには審判の方が全くプレーを見ていないように見えたので、そこでジャッジされるのは良くない。アウトにも見えた」。今岡塁審には見ていたのか確認したというが、「返事はなかった」。結局はその後、審判団がリプレー検証をした結果、判定はアウトに覆り、ダブルプレーでチェンジになった。

 近くで指揮官が今岡塁審に詰め寄る様子を見た京田は「迫力が伝わってきた。勝負にかける気持ちがすごく伝わってきた」と語った。先発・吉見、2番手・佐藤もピリッとしない中、結果的にはここからグッと引き締まって、白星をつかんだ。

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