巨人 甲子園で24年ぶり2戦連続完封勝利 阪神に開幕から6連勝…平成最後は記録ずくめ
「阪神0-3巨人」(21日、甲子園球場)
巨人がメルセデスの好投などで2試合連続の完封勝利。ヤクルトが敗れたため、首位に立った。対阪神戦はこれで開幕から6連勝、昨年9月8日からは年をまたいで9連勝(1分挟む)となった。さらには甲子園での阪神戦2試合連続完封勝ちは1995年以来24年ぶりと、平成最後となる伝統の一戦は記録ずくめとなった。
ツキを味方に先制した。四回無死一塁。岡本がショートへのゴロを放った。捕球した遊撃・木浪は二塁へ送球したが、一走・ビヤヌエバがスタートを切っていたためセーフ(記録は野選)となった。
その後、二塁・糸原が一塁へ転送したが、スライディング後に立ち上がったビヤヌエバが視界に入ったのか、送球は大きくそれた。ジャンプした一塁・陽川の頭上を越え、一塁ベンチに飛び込んだ。
一旦は無死二、三塁で再開しかけたが、審判団が集まって協議し、三塁にいたビヤヌエバの生還がコールされた。
送球がベンチやスタンドに入った場合は2個の進塁が与えられるため、ボールデッドとなった時点で二塁にいたビヤヌエバの本塁生還が認められた。試合は無死二塁から再開した。
その後は阪神・西の低めを丁寧につく投球に打ちあぐんだが、七回2死二塁から8番・山本が左中間を破る適時三塁打を放ち、追加点。九回には相手の失策に悪送球、さらには暴投がからんでダメ押しの1点を加えた。
先発のメルセデスは7回5安打無失点で今季2勝目。これで対阪神戦は6戦4勝負けなしとなった。