ヤクルトがローテにできた谷間を“緊急ブルペンデー”で乗りきる。１１日の広島戦で移籍後初勝利を挙げた寺原が、体調不良で１４日に登録抹消。１８日の阪神戦（神宮）には、大下佑馬投手（２６）が急きょ先発することが１５日、決まった。

　今季は中継ぎ７試合で防御率０・９６と好調。ルーキーだった昨年９月２４日の中日戦でも小川の直前回避を受けて先発し、五回途中１失点で勝利に貢献した。小川監督は「堂々と自信を持って投げて欲しい」と期待した。

　首位で臨む阪神戦は、初戦に原、２戦目はブキャナンが先発する。田畑投手コーチは「みんなでやるしかない」と３戦目の総力戦を覚悟した。「与えられた役割で結果を残すだけ」と話していた大下。“スクランブル男”がチームをさらに勢いづける。