PL学園OBの桑田氏復活 先発1回1失点「マスターズ甲子園2019」初参戦

 今年から初めて「マスターズ甲子園2019」に参戦するPL学園のOBが13日、大阪府大東市内で関西創価と練習試合を行い、巨人などで活躍した同校OB会長の桑田真澄氏(51)が初参加した。「4番・投手」で先発して1回2安打2奪三振1失点で、打っては初回に同点の適時打を放つなど遊撃の守備にも入って勝利に貢献。背番号「81」で「PL学園・桑田」が復活し、21日に始まる大阪府予選でも登板する。

 レジェンドにはマウンドが何より似合う。背番号「81」を背負い、巧みにカーブやスライダーを交えた投球はさすが。「PL学園・桑田」が復活。「このユニホームで投げるのは非常にうれしかったです」。快晴の青空に笑顔が映えた。

 「あまりアウトローにビシビシ投げても申し訳ないでしょ(笑)。最後はランナーがたまって投げましたが」

 初参加の練習試合に、「4番・投手」で先発。初回、先頭に初球を左前打とされたが、続く打者を変化球で空振り三振に。1死一塁で与えた死球は、打者が故意に肘を出したような形だったため、試合を止めて相手ベンチにフェアプレーを訴える「熱さ」も披露。1死満塁での併殺崩れで1点は失ったが、最後は見逃し三振で3つ目のアウトを奪った。

 打っては初回無死満塁から同点の右前適時打を放ち、二回から遊撃の守備へ。3打席目は背中に死球を受けたが「これも野球です」と笑い、卒業以来となるPLのユニホームでのプレーを楽しんだ。

 休部中の野球部再開のメドは立たないままだが、かつてのチームメートとのプレーに心は躍る。21日の大阪府予選初戦は不参加のため、投げるとすれば2回戦から。「PLの仲間と甲子園に行けたらうれしい。次の試合に向けて体を仕上げたい」。桑田氏の情熱は衰えを見せない。

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