DeNA国吉161キロ 日本選手5人目の大台!4年ぶり白星もマーク

 「DeNA9-2巨人」(6日、横浜スタジアム)

 DeNAの救援陣が好調の巨人打線を牛耳った。五回からの5イニングを4投手で無失点。ひときわ光ったのは国吉佑樹投手(27)だ。196センチ右腕が本拠地の電光掲示板にたたき出した球速は161キロ!日本選手5人目の大台超えに、3万人を超えるスタンドは歓声とどよめきに包まれた。

 3点リードで迎えた五回、岡本、亀井を変化球で空振り三振に仕留めると、続くゲレーロの5球目に自己最速を2キロ上回る161キロを計測。2010年のヤクルト・由規、今季の開幕戦で記録したソフトバンク・千賀に並ぶ日本選手歴代2位タイのスピードだった。

 続く6球目、スライダーで圧巻の3者連続空振り三振。六回も得点を与えず2回1安打無失点、4奪三振の好投で流れを呼び込んだ。最後は守護神・山崎が締めて、国吉には2015年6月2日以来、4年ぶりとなる勝利が転がり込んだ。

 今春キャンプでは肉体改造に励み、オープン戦の終盤には159キロをマークしていた。「これからも理想のストレートを投げられるように」。プロ10年目の27歳が、さらなる球速アップを誓った。

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