日章学園、魔の初回に泣く 10年ぶり選抜勝利の習志野は2回戦で星稜と激突

力投する先発投手の習志野・山内=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・1回戦、習志野8-2日章学園」(24日、甲子園球場)

 魔の初回だった。1試合平均失策0・5個と出場チーム中3位という鉄壁だった守備陣が浮き足立ち、乱れに乱れた。

 まさかの6失策。初回に痛い失策が3個出た。初球を打った先頭打者の遊ゴロを名手の百武優努(3年)が悪送球したのが悪夢の始まり。右翼手の金子大輝(3年)が落球すれば、投手の石嶋留衣(3年)も悪送球し、取れたはずのアウトが取れない。そこへためて一発。一塁側アルプスは静まりかえった。

 畑尾大輔監督(48)は「初回がすべて、甲子園の雰囲気に飲まれたのか。百武のミスはいままで見たことないミス。しかし、彼のおかげで九州大会を勝ち上がれた。夏へ向け、鍛え直します」と言葉を絞り出した。

 12安打を放った習志野は10年ぶりの選抜勝利となった。2回戦では、プロ注目の奥川擁する星稜と対戦する。

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