DeNA京山 4回2失点 開幕ローテ入りへアピールに成功

 「オープン戦、西武4-3DeNA」(23日、メットライフドーム)

 右肘の張りで登板を回避した飯塚の代わりに、先発マウンドに上がったDeNA京山は4回3安打2失点(自責1)。「四球が多く、自分のリズムを作れなかった」と反省しつつ、「真っすぐの強さはよかった」と手応えを示した。

 立ち上がりは安定していた。金子侑には148キロの直球を投げ込むなどスピードが出ていた。二回は四球や自らの悪送球でピンチを招き、栗山の二ゴロの間に1点を失った。三、四回は直球のスピードが少し落ち、四回に安打、暴投で二、三塁とし、野選で失点。後続はきっちりと断った。「ランナーを出してもずるずるいかずに」と、粘りに投球で試合を作った。

 ラミレス監督は「全く悪くなかったと思いますね。スピードもよかったですし、球種の使い分けもよかった。ちょっと小さいミスは2個くらいありましたけど、全体的にはよかった」と評価。開幕ローテ入りについては「まだ100パーセントではないが、その可能性はある」とした。

 開幕ローテ入りが決定的だった飯塚について、首脳陣は無理をさせない方針。その空いた穴を、京山が埋める可能性がこの日の投球で高まった。

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