侍ジャパン・稲葉監督 2つの“目”が重要 選手選びと他国の分析

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(46)が2つの“目”で悲願の金メダル獲得へ向かう。東京五輪開幕まで残り500日となる12日を控え11日、談話を発表。「『もう500日』と『まだ500日』という両方の思い」と心境を表した指揮官は、自らのテーマを「見る」と掲げた。

 その眼力で、頂点への最適解を見つけていく。「自国の選手は当然のこと、対戦すると思われる他国の選手も含めて、とにかく『見る』」。最高のチームを作るために選手を選別する“目”と、勝利のために敵国を分析する“目”。刻一刻と大舞台が迫る中、観察力に磨きをかける。

 一方で、金メダルへの鍵を「集合する回数も限られている中で、どれだけ結束力を高められるか」と、チームのテーマを「結束力!!」とした。若手中心で臨んだメキシコとの強化試合を終え「選択肢が増えた」と手応えを口にした指揮官。「目標を達成すべく、残り500日を全力疾走する」と決意を新たにした。

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