日体大・北山にスカウト7球団熱視線 5回4失点も自慢の直球披露

 「オープン戦、日体大4-4仙台大」(10日、日体大健志台)

 今秋ドラフト候補で最速154キロ右腕の日体大・北山比呂投手(3年・横浜)が、中日など7球団スカウトの前で先発した。三回に4連打を浴びるなど、5回4失点5奪三振。満足のいく結果は出なかったが、「ストレートはしっかり投げられたかな」と自慢の直球で空振りを奪うシーンが目立った。

 この日の最速はスカウトのスピードガンでの147キロながら、140キロ台後半を平均で出す自信もある。首都大学リーグの開幕に照準を合わせており、あくまで調整段階。視察したヤクルト・丸山スカウトも「(直球の力は)もっともっと強い」と実力を認める。

 Wエースだった松本航(西武)と東妻(ロッテ)が抜け、北山に懸かる期待は大きい。「自分たち2人がやっていかないといけない」と、同期の吉田大喜投手(3年・大冠)とともにプロ入りを果たした先輩の穴を埋めてみせる。

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