仙台大ドラフト候補・稲毛田 最速更新153キロに「びっくり」

自己最速の153キロをマークした仙台大・稲毛田
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 「オープン戦、日体大4-4仙台大」(10日、日体大健志台)

 そろって今秋ドラフト候補に挙がる仙台大・小林快投手(3年・佐野日大)、稲毛田渉投手(3年・帝京)、大関友久投手(3年・土浦湖北)がヤクルトなど7球団の前で、プロ入りへ向けてアピールした。

 最も目立ったのは、2番手で1回無失点に抑えた稲毛田だ。9日の城西国際大戦にも先発した右腕。連投の影響で「疲れがあった」と漏らしながら、「狙いにいった」と2者連続の空振り三振に斬った。最速は一気に4キロ更新する153キロ。「びっくりした」と驚きつつ、大台突破にはにかんだ。

 先発した小林、3番手・大関の両左腕には課題が残った。小林は「立ち上がりをちょっと乱してしまって、少し配球を考えていれば」と4回2失点。自己最速となる148キロをマークした大関も「単調にいき過ぎた」と3回2失点を反省した。

 3番手で1回を3者連続空振り三振の快投を披露した右腕・宇田川優希投手(2年・八潮南)を加えた“投手カルテット”でチームを支える。所属する仙台六大学リーグでは、昨季の大学選手権王者・東北福祉大がライバル。「倒さないと全国には行けない」と小林は闘志を燃やす。

 チーム内の争いに、大関は「みんなレベルが高いので、負けてられない」と改めて気を引き締めた。視察したロッテ・柳沼スカウトは「球の力は持っている。また見に行きたいと思います」と4投手を評価。東北の強力投手陣が、全国区になる日も近い。

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