侍・稲葉監督託した「岡本4番」日の丸背負う進化を期待

 フリー打撃で快音を響かせる岡本
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 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(46)が8日、今年の初陣で岡本和真内野手(22)=巨人=に4番を託す考えを明かした。9日からのメキシコとの強化試合を控え、会場の京セラドーム大阪で公式練習を実施。未来の侍ジャパンを見据え「4番を岡本選手にしようと考えています」と明言した。

 2019年の初陣。打線の中核を22歳の若き大砲に託す。京セラドームでの公式練習。ベンチに腰を下ろした稲葉監督は9日の打順、ポジションを「今日一日かけて考えていこうかなと」と熟考する意思を示した一方で「4番を岡本選手にしようと考えています」と唯一決めた、揺るがぬ構想を明かした。

 日の丸を背負う4番への進化を-。託した理由は明確だった。「彼にはジャパンの4番というところを目指してもらいたいなという、そういう思いが僕にはありますので」。4年目の昨季、史上最年少で「3割、30本、100打点」の大ブレーク。今季も巨人の4番を背負う大砲への期待が口をついた。

 昨年11月15日の日米野球の最終戦から年をまたぎ、侍ジャパンで2試合続けて打線の中心に据える。「ジャパンというものを、もっともっと意識してほしいなというところ」。責任ある立場に置き、日本の中軸としての自覚を植え付ける。それが11月のプレミア12、来年の東京五輪での活躍につながっていくと信じている。

 侍のユニホームに袖を通し「改めて気持ちが引き締まる」と表情を引き締めた岡本。指揮官の中軸としての期待の高さに「そういうところで打てるようにしないと」とし「与えられたところで仕事ができれば」。好機での一打で応える覚悟だ。

 持てる素質、能力は日本の主軸を担うには十分。10日の打順は流動的だが、メキシコとの2試合は今後、真の4番として認められるための戦いになる。

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