オリックス・ドラ2頓宮 オープン戦1号猛アピール弾 開幕スタメンあるぞ!
「オープン戦、オリックス5-1ヤクルト」(5日、京セラドーム大阪)
新人だと侮るなかれ。チームにとってオープン戦初戦で浴びせたド派手な2ランに可能性を感じさせる。オリックスのドラフト2位・頓宮(亜大)が開幕スタメン三塁へ猛アピールとなるアーチをお見舞いだ。
手応えはイマイチだった。2点リードで迎えた八回2死二塁。ヤクルトの左腕・久保がカウント2ボールから投じた内角直球を捉えた打球は高々と舞い上がり左翼5階席へ。「上がりすぎと思ったんですが、入ってくれてよかった」。謙遜気味に振り返る一発は、今季の活躍への号砲だ。
準備は怠らない。この日は午前11時半に球場入り。初めて足を踏み入れる本拠地のグラウンドを回り“場慣れ”した。亜大時代までの本職は捕手。強打を生かすためプロ入りしてから三塁に本格挑戦し、この日の三回の守備でも塩見のライナー性の打球を好捕した。
頓宮の開幕スタメンについて西村監督は「本人もそのつもりでやっているし、いいものを見せてくれています」と可能性を示唆。1月はパンチパーマでの入寮で話題に。本番は、その打棒で沸かせる。