DeNA梶谷、半年ぶり実戦復帰「初めてにしてはいい」 右肩不安解消へ投手に助言仰ぐ

 「2軍練習試合、中日0-3DeNA」(25日、読谷平和の森球場)

 右肩クリーニング手術からの復活を目指すDeNA・梶谷隆幸外野手(30)が「3番・DH」で半年ぶりに実戦復帰した。現段階で肩は完治していないが、開幕戦強行出場もいとわない姿勢。投手陣からの助言を参考に送球面の不安を解消していく。

 放つ打球、打席での雰囲気はやはり違う。初回の第1打席は止めたバットに球が当たり、三塁へのハーフライナー。四回無死一、二塁の第2打席は右翼線へ飛球を放ち、走者をそれぞれ進塁させた。六回無死一塁の第3打席は中飛に倒れたが、中堅深くへの鋭い打球だった。「1打席目より2、3打席目という感じで。初めてにしてはいい。久しぶりの実戦で楽しかった」と笑顔を浮かべた。

 今年にかける意気込みは強く、ここから開幕スタメンの座を狙いにいく覚悟だ。そのためには回復が停滞していると言う右肩の不安を、どう解消していくかがカギとなる。

 全く投げられないわけでもないが、万全の状態とも言いがたい。そこで、痛みがさほど出ない投げ方を模索している。「横振りにならないように。肩とか肘があまり中(背中側)に入らないように、コンパクトな投げ方を」。投球のスペシャリストである投手陣にも助言を求めながら、日々試行錯誤している。

 この日の試合を視察したラミレス監督は梶谷について「バッティングに関しては問題ないかなと。あとは守備の方で状態を上げていければ」と話した。1軍キャンプでは神里が実戦で3本塁打をマークし、楠本や外野も守れる佐野も結果を残している。スローイングの問題を解消し、梶谷が競争に割って入る。

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