西武・山川 どすこい“1号”昨季勝率1位のボルシンガーを打ち取る

 「練習試合、西武2-3ロッテ」(24日、春野総合運動公園野球場)

 昨季本塁打王の西武・山川穂高内野手(27)がロッテとの練習試合で“今季1号弾”を放った。

 一回、昨季勝率第1位の先発・ボルシンガーが投じた143キロ直球を、バックスクリーン左へ運んだ。「感触はよかった」とベンチ前では、今季から採用予定の本塁打後のパフォーマンス、両手を広げてぐっと腰を落とす「どすこいポーズ」も披露した。

 「普通に来た球を打っただけですよ。結果として出てくるのはうれしいですけど、シーズンで打てるようにしたいですね」と力を込めた山川。対外試合での13打席目に飛び出した一撃だが、辻監督は「一発で仕留めたのは本人もうれしいだろうし…いやいや、うれしいかどうか分かんないな。まあ、これからの実戦で、調子を上げていってくれたらいい」と目を細める。

 浅村が楽天へFA移籍し、前後を打つ打者の顔ぶれがまだ定着していない中、山川の「4番」だけは、まさに不変。己の技に磨きをかけることが、チームの勝利に結びつく。

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