中日・ロメロ 最速153キロ直球で2三振 来日初実戦は無失点
「オープン戦、中日4-8DeNA」(23日、北谷公園野球場)
雨で登板日がずれた影響など何もなかった。来日初実戦の中日のエニー・ロメロ投手が2回を1安打無失点。最速153キロの直球で2三振を奪い、変化球も低めに集めた左腕が胸を張った。
3点をリードされた六回から登板。佐野、伊藤光はいずれも直球で内野ゴロを打たせた。大和に中前打を許してからが真骨頂。クイックで投げたかと思えば、次は脚を急に高く上げて走者を惑わせる。スタートを切らせることなく、桑原を右飛に仕留めた。
七回は神里を見逃し三振。中井も左飛に打ち取った。最後は新人の伊藤裕を152キロで空振り三振だ。
「90%の出来。キャンプでしっかり練習してきたことがいい形で出た」とロメロ。与田監督も「リリースポイントが大きく崩れないので悪い球がいっても、すぐに修正できる」と高評価した。