黒田級フロントドア!DeNAドラ3・大貫“魔球ツーシーム”披露
「DeNA春季キャンプ」(3日、宜野湾)
DeNAのドラフト3位・大貫晋一投手(25)=新日鉄住金鹿島=が、左打者の体方向からストライクゾーンへ曲がるツーシーム「フロントドア」を披露した。元広島・黒田が使った“魔球”。ブルペンをチェックしたラミレス監督は、現段階で「先発の候補」と評価した。
直球を中心に計40球。カーブ、ツーシームも投げた。プレートは一塁側を踏む。「ツーシームがあるので、その動きを出すために」。決め球はスプリットだという。ツーシームとフォークのコンビネーションでメジャーでも活躍した黒田氏をほうふつとさせる投球スタイルだ。
ラミレス監督は「かなりコントロールもいいのかなと。基本的には先発の候補として考えています」と話せば、三浦投手コーチも「フォアボールで苦しむ感じではない」と期待を寄せた。
この日、誕生日を迎えた右腕は「25歳なので、今年に懸けるというか。スタートダッシュを決めたい」と意気込んだ。アピールを重ね、開幕1軍をつかみ取る。