オリックス増井、初ブルペンで手応え 西村監督はセーブ王獲得へ後押しを約束
「オリックス春季キャンプ」(2日、清武)
オリックス・増井浩俊投手(34)が初めてブルペン入りし、西村徳文監督(59)が見守る中、直球ばかり30球を投げた。指揮官は初のセーブ王獲得へ後押しを約束した。
投球後、増井は「まだ、指にかかっている感じはしていないけど捕手の反応は良かった。この10年の中ではいい方かなと思います。いつもは高めに浮くことが多いけどコントロールも強さもあった。初めてにしては良かった」と手応えを口にした。
調整段階とはいえ、球質の向上を実感できた。目指すのは40セーブと自身初となるセーブ王のタイトルだ。2015年には39セーブ、昨季も35セーブを挙げながら届かなかった。さらなる高みへ到達するために、フォームを見直す考えも明かした。「もっと右足に(重心を)乗せるように意識したい」。キャンプ中は実戦に登板せず、調整に専念する。
そんな守護神に指揮官も「タイトルを取れる力はある。どうやって増井までつなぐかですね」と頼もしげに見つめていた。