石岡一 21世紀枠で初出場 母体は農学校、昨夏の「金農旋風」に続く

甲子園出場が決まり喜びを爆発させるエースの岩本(左から5人目)ら石岡一ナイン=茨城県石岡市
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 「選抜高校野球・選考委員会」(25日、大阪・オーバルホール)

 石岡一(茨城)が21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 農学校が母体の同校。全部員49人中10人が園芸科、12人が造園科に所属する。普通科の部員も含め授業が終わる時間が異なり、全員が最初からそろって練習できるのは週1日。全体練習の少ないハンディを乗り越え、昨秋は茨城県大会では明秀学園日立や土浦日大を破り4強。着々と成長を見せた末に届いた“吉報”だった。

 最速147キロを誇るプロ注目右腕の岩本大地(2年)は「ドキドキしていた。出ることができて、すごくうれしく思います」と初々しい笑み。自身は造園科に所属。週2日の実習では「植木とか松の剪定(せんてい)、竹垣を作ったりしています」と話す。農業系の高校としては昨夏の甲子園でエース・吉田輝星(現日本ハム)擁する金足農が準優勝。「テレビで見ていた」と振り返った右腕は「ああいう大舞台で自分もいいピッチングをしたい」と目を輝かせていた。

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