巨人が守護神候補クックを獲得 背番号は24 最速155キロ 巨人戦での登板経験も

 巨人は29日、新外国人選手として、マリナーズからFAになっていたライアン・クック投手(31)の獲得を発表した。背番号は24を予定。来年1月下旬に来日する。

 クックは今季、マリナーズで19試合に登板。2勝1敗、防御率5・29だった。最速155キロの剛速球が武器の本格派右腕。スライダーも切れ味が鋭く、12年にはアスレチックスで71試合に登板し、防御率2・09と抜群の安定感を示した。2008年にダイヤモンドバックスに入団したクックは、11年にMLB初登板。アスレチックスに移籍した12年には救援として71試合に登板し、MLBオールスターゲームにも選出された。16年10月に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。今季は12・18という高い奪三振率も誇り、完全復活の兆しも見せていた。

 クックは球団広報を通じて「アスレチックス時代の2012年に東京ドームで行われた巨人軍とのプレシーズンゲームで投げたことがありますが、まさか日本でプレーすることになるとは思いませんでした。日本の選手が礼儀正しく、練習熱心だったことが印象に残っています。巨人軍で勝利に貢献し、プロ生活で初めてのリーグ優勝を経験したいと思います」とコメントした。

 巨人は今季、リリーフ陣が不安定。守護神を固定できず、終盤は先発要員だった山口俊が回す苦肉の策を取った。来季に向け、原監督は山口俊を先発に戻す方針。リリーフ陣ではカミネロが退団し、マシソンも左膝手術の影響で来季の開幕は微妙。守護神候補には上原、沢村、鍬原らの名前が挙がっているが、クックはその“本命”として期待されそうだ。

 今オフはFA市場で広島から丸、西武から炭谷が加入。オリックスの中島、前マリナーズの岩隈も獲得した。新外国人野手では今季パドレスで20本塁打をマークしたビヤヌエバも入団。日本一奪回へ、大補強を敢行している。

 ◆ライアン・クック(Ryan Cook) 米国カリフォルニア州出身。1987年6月30日生まれ、31歳。右投げ右打ち。身長188センチ、体重100キロ。

 所属球団歴 ダイヤモンドバックス-アスレチックス-レッドソックス-マリナーズ

 MLB通算成績 236試合15勝13敗17セーブ、投球回224イニング、233奪三振、96四球、防御率3・58。

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