入院中の長嶋茂雄氏 表彰の井口監督を祝福「まさにジャストミート」
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督が4日、都内ホテルで行われた「第20回ゴールデンスピリット賞」の表彰式で、受賞者に祝福のコメントを寄せた。
プロ野球人の社会貢献活動を表彰するもので、今年はロッテ・井口監督が受賞。胆石の治療のため、7月から入院中の長嶋終身名誉監督は来場できなかったが、司会者がコメントを代読した。「井口さんはこの賞が発足した頃から受賞者の有力候補として名前が挙がっていました。受賞は時間の問題とみられていたのですが、大リーグに転身されたことで一時空白となっていました。長年にわたる幅広い社会貢献活動は、20回という節目で受賞されたことは、まさにジャストミートだと思います。井口さん、おめでとう」。
特別賞のソフトバンク・王貞治会長と巨人・吉村禎章打撃総合コーチに対しては「王さんは、まさにプロ野球選手の社会貢献活動としては草分け的な存在と思います。その王さんの偉業をしっかり受け継いでいるのが吉村さん。おふたりの特別表彰にあらためて敬意を表します」などと、メッセージを伝えた。
コメントはスクリーンにも表示され、締めくくりには長嶋氏の直筆のサインも記されていた。
巨人の山口オーナーは1日、長嶋氏は順調にいけば年内にも退院する見通しであることを明かしている。