ロッテが丸と初交渉、井口監督が40分熱く口説く 林本部長「真剣に聞いてもらった」

ロッテとのFA交渉後、広島駅に到着した丸
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 ロッテ・林信平球団本部長は22日、広島からFA宣言した丸佳浩外野手(29)と同日の午前中に東京都内の高層ホテルで獲得に向けた初交渉を行ったことを明らかにした。

 交渉の席にはロッテから山室晋也球団社長、井口資仁監督らが出席し、丸本人と代理人を交えて約40分間に渡って獲得への熱い思いを伝えた。

 ロッテは丸に対して走攻守でいい成績を期待する。若い選手へのリーダーシップ、さらに丸が千葉県・勝浦市出身であることから県民球団を掲げるロッテの立場として地域振興に貢献してほしい。この3点を基本に訴えたという。

 井口監督は「リーダーとなって若いチームを引っ張ってほしい」と要望。2人のやり取りもあった。

 丸からは野球をしていく上での練習環境などを具体的に尋ねられたという。

 林本部長は「野球に対して真っすぐで誠実な姿勢の持ち主だった。真剣にこちらの話を聞いてもらった。ぜひ来てもらいたい」と獲得への思いをさらに強くしていた。

 林本部長は交渉内容については口を閉ざしたが、「総額4年20億円」、さらには将来の指導者(監督)としての手形を用意して交渉に臨んだと思われる。

 今後、ロッテは丸サイドからの連絡待ちとなる。展開によっては契約年数の見直しも考えられる。

 広島、巨人を含めた“丸獲得戦”が本格的に幕を開けた。

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