夏の全国高校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」で知られる作曲家の故古関裕而さん(1909~89年)の野球殿堂入りを目指す会が21日、出身地の福島市で講演会を開き、日米の野球史に詳しい池井優慶応大名誉教授が「野球に対し音楽で足跡を残した。殿堂入りは当然ではないか」と述べた。池井氏は古関さんが阪神の「六甲おろし」や巨人の「闘魂こめて」、また早稲田大や慶応大など数々の野球応援歌を手掛けたことを紹介し「次は殿堂入りをお祝いする会にしたい」と話した。
会は、野球の発展に貢献した人が対象の「特別表彰」での殿堂入りを目指している。