１３日の第４戦に先発予定のＭＬＢ選抜・前田健太投手（３０）が１２日、マッティングリー監督らと広島市の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花した。

　松井市長に先導され、“第２の故郷”の歴史に触れた。「広島では９年間プレーして、僕にとって大切な町です。ＭＬＢ代表チーム、そして日本人を代表してプレーできることに感謝したいです」。メジャーリーガーという夢を成し遂げ、今回は錦を飾る。

　投げ合うのは広島時代のチームメートで、ロッカーが隣だったという３学年下の大瀬良。「この場所が大切なんだということをアメリカにも、日本にも野球を通じて発信したいです」。マツダスタジアムのマウンドから、野球の素晴らしさと世界平和を訴える。