札幌大谷・太田 ノーノーならずも快投で決勝進出

筑陽学園に勝利し、喜ぶ札幌大谷・太田(右から2人目)ら札幌大谷ナイン=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「明治神宮野球大会・高校の部準決勝、札幌大谷5-2筑陽学園」(12日、神宮球場)

 札幌大谷(北海道地区代表)が初出場校対決を制し、決勝へ進出した。今大会初先発の太田流星投手(2年)が八回まで無安打無得点の好投。九回に3連打を浴びて1974年の第5回大会の日大山形・金子隆以来となる2人目のノーヒットノーランは逃したが、3安打2失点完投で勝利に導いた。

 背番号17のサイドスローが快挙に迫る快投を魅せた。スライダーシュートを巧みに織り交ぜて初戦で10得点した強打の筑陽学園(九州地区代表)をほんろう。「僕の持ち味である打たせて取ることができた」とテンポの早さでも相手に的を絞らせず、凡打の山を築き上げた。

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