中日ドラ1・根尾、近未来の理想像は「地元に愛される選手」

 中日からドラフト1位指名された大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)が、自身の将来像に「中日の顔となれる選手」を掲げた。11日は名古屋を訪れ、CBCのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に生出演したほか、計5本の番組収録に臨んだ。

 ドラフト指名が1位なら、注目度も1番。そんな根尾が1並びの11月11日、目まぐるしい時間を過ごした。2つのテレビ局を行き来し、5本の番組収録。それも全て期待の表れだ。その後、報道陣の取材に応じても、疲れた様子を見せない。クールな頭に描く、近未来の理想像を語った。

 「地元の人に愛されるような選手でありたいですね。将来は中日ドラゴンズの顔になれるように頑張りたいです」

 ドラフトから2週間あまり。周囲の熱の高まりは感じ取っている。その一つが内定した背番号7。「(1桁に)見合った活躍を期待されているので応えられるようにしたい」。さらに背筋が伸びる。

 根尾にとって7は「ラッキーセブン」。全国制覇した高2センバツ時に背負った。決勝の履正社戦では救援登板し、優勝投手にもなった。だが「高校の時は試合に出られればと思っていたので特に背番号は気にしなかったです」と振り返る。

 中日で背番号7を背負った選手は26人いる。中には短命で現役生活を終えた選手もいる。「長くプロの世界でプレーしたい」と話す根尾には、「1」の高木守道や「3」で一時代を築いた立浪和義のような、ミスタードラゴンズ級の活躍に期待が高まる。数年後、誰もが憧れる背番号7を作り上げる。

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