関西国際大が8強、尾崎が“就活”満塁弾 4年秋から活躍「うまく行きすぎ」

 「明治神宮野球大会・大学の部1回戦、関西国際大8-1中部学院大」(9日、神宮球場)

 関西国際大(関西5連盟第2代表)が、七回コールドで中部学院大(北陸・東海3連盟代表)を下して、8強に進出した。

 四回2死満塁で、尾崎亨四郎内野手(4年・三島)が大会史上5人目の満塁本塁打を放った。「完璧でした。大舞台で打ててうれしいですね」。大学通算2本目の本塁打に声をはずませた。

 三島(愛媛)では高校通算31本塁打を放ったスラッガーだった。しかし、大学では力を発揮できず、今春まではベンチ入りを争う立場だった。

 今秋リーグ戦の開幕直後に転機が訪れた。鈴木英之監督は「元々の三塁手がへまをしていた。4年生の中でも練習態度が真面目だったので尾崎を使った」。開幕2戦目に「8番・三塁」で初先発すると、ここから3試合連続で4打数3安打を記録した。レギュラーに定着し、クリーンアップにまで“昇格”。終わってみれば、リーグ戦でMVP、首位打者、三塁手部門のベストナインに輝く大活躍を見せた。

 さらに神宮大会でも大仕事をやってのけた。大学ラストシーズンに訪れた“シンデレラストーリー”に「うまく行きすぎですね」と照れ笑い。卒業後も野球を続ける意志を持つが、現時点で進路は未定。「上でも野球をしたいけど、まだ決まっていないんです…」。“就活”となる今大会。準々決勝・創価大戦も無心でアピールを狙う。

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