巨人からドラフト２位で指名された増田陸内野手（１８）＝明秀学園日立＝が１日、茨城県日立市の同校で長谷川スカウト部長、青木スカウトから指名あいさつを受けた。“ポスト坂本勇”と期待されるスター候補生は「プロの世界に入る以上（坂本勇を）超さないと」と意気込んだ。

　坂本勇が光星学院（現八戸学院光星）時の指揮官だった金沢成奉監督（５１）から３年間指導を受けた。金沢監督は球界屈指の遊撃手となった坂本勇と比較し「坂本は柔で増田は剛。剛はパワー。打撃に関しては同じくらい力がある。（守備で）柔らかさが出れば面白い」と高校通算３４本塁打を放った打撃センスを評価。増田は憧れの先輩の技を吸収し、一回り大きくなってみせる。

　巨人からの指名後、坂本勇と電話で話す機会があり「自主トレまでの期間は一番大事だからしっかり練習して。楽しみにしてるわな」とエールを受けた。目標は１０人しか達成していないトリプルスリー。坂本勇もまだ成し遂げていない快挙だ。有言実行するためにも、まずはスタメン奪取のために鍛錬を積む。