ソフトバンク ギータ弾でサヨナラ勝ち!2年連続日本一へ王手!
「日本シリーズ・第5戦、ソフトバンク5-4広島」(1日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクがサヨナラ勝ち。接戦を制し、2年連続の日本一に王手をかけた。チームはヤフオクドームでの日本シリーズ連勝を12に伸ばした。
十回に劇的なドラマが待っていた。先頭は4番・柳田。広島・守護神の中崎の変化球を狙い澄まして右翼席へ、今シリーズ初本塁打。強烈な“ギータ弾”で広島を沈めた。
劣勢をはね返した。1点を追う七回、明石が難敵フランスアから値千金の同点ソロ。今シーズン1本塁打の伏兵が、流れを引き寄せた。
工藤監督の執念采配も実った。先発の千賀を五回、2死一塁で交代。丸に対して左腕モイネロを投入したが、逆転2ランを被弾。ここでの継投は裏目となったが、積極的にタクトを振り続け、八回2死から守護神・森を投入。右腕は期待に応え、八、九回を無失点でしのぎ、サヨナラ勝利に結びつけた。
守備も光った。一回は左翼手・中村晃が丸の浅い飛球をスライディングキャッチ。二回は右翼手・上林がレーザービームで、2点目の生還を阻止。堅守で失点を防いだ。
広島は七回から登板したフランスアが九回も続投。だが、リードを守り切れず、痛恨の3連敗で後がなくなった。