ソフトバンク“甲斐キャノン”またも発動 鈴木も刺した

 「日本シリーズ・第2戦、広島-ソフトバンク」(28日、マツダスタジアム)

 ソフトバンク・甲斐拓也捕手が、前夜に続いて強肩ぶりを発揮した。

 五回、1死一塁。一塁には2点適時打を放った鈴木。今季4盗塁の4番が果敢に二盗を仕掛けてきたが、甲斐は素早いモーションから送球。やや遊撃寄りへの送球となったが、タイミング的には十分間に合い、アウトとなった。

 前夜は九回2死一塁で二盗を試みた代走・上本に対し、“甲斐キャノン”発動。低い弾道で二塁へ送球し、楽々とアウトにした。球場からはどよめきが起こるほど、強烈なインパクトを与えた。

 今季の盗塁阻止率は両リーグ断トツの・447。“甲斐キャノン”と呼ばれるほどの武器で、ピンチの芽をつみ続けている。今シリーズでは甲斐の肩と、広島の機動力の対決も見どころのひとつ。ここまで2度、盗塁を仕掛けられているが、いずれも甲斐に軍配があがっている。

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