巨人 高橋前監督、将来的な再登板は?「何も考えてない」

会見する巨人・高橋由伸前監督=よみうり大手町小ホール(撮影・棚橋慶太)
3枚

 巨人・高橋由伸前監督が23日、都内で行われた原辰徳新監督の就任会見に同席。“新旧監督”のバトンタッチが行われた格好となった。

 カメラのフラッシュを浴びながら原新監督とともにスーツ姿で壇上へ。引き締まった表情で着席した。まずは高橋前監督の退任会見が行われ、冒頭、山口オーナーからは球団の特別顧問の就任と、「再び監督としてジャイアンツのユニホームを着てもらいたいのが私の願い」と再登板を期待された。

 報道陣から、その思いについて問われると「今年で辞めるので…。次の話は自分自身、何も考えてない。力のなさを振り返らなくてはいけない。何をしたいのか、もう少ししっかり考えたい」と語るにとどめた。

 高橋監督は15年オフ、原監督から引き継ぐ形で巨人軍の第18代監督に就任。岡本を主軸に育てるなど若手育成に力を注いだが、2位、4位、3位と優勝できず、引責辞任した。会見ではファンへ「私の力不足。申し訳ない」と謝罪。一方で3年間を振り返り、「誰にも経験できないもの。やった人にしか分からない。貴重な時間を過ごさせてもらった」と感謝も述べた。

 ブレークした岡本については「形になったかな」と笑みをみせたが、「常に勝ちを求められる。強いジャイアンツを復活してほしい」と、選手にメッセージを送った。

 原新監督にとっては01年、05年に続いて3度目の就任会見。自身が退任した15年から4年連続でV逸しており、チーム再建を託されての“再々登板”となった。

 原監督は「若きリーダー高橋由伸より、しっかり引き継ぎ、そして彼が3年、しっかり新しいものを築き上げてくれたものを継承して目標をもって巨人軍監督としてやっていきたい」と抱負。再々登板への心境を問われ、「戦いに臨むエネルギーがヒシヒシと湧いてきている。心地よい緊張感のなか、初心に戻った形でまたユニホームを着られる。大きな希望、目標に向かって戦いは始まる」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス