阪神も注目の立命大・辰己、歴代単独2位122安打 打率・375首位打者締め!

 「関西学生野球、立命大11-2同大」(22日、わかさスタジアム京都)

 3回戦1試合が行われ、立命大が同大を下して勝ち点4とし、2位を決めた。今秋ドラフト1位候補で、阪神も注目する辰己涼介外野手(4年・社)は2安打を放ち、通算122安打で全日程を終了。田口壮(関学大)が持つ123安打の連盟記録にあと1本及ばなかったが、自身初の首位打者を獲得した。秋季リーグは全日程が終了。優勝した近大の佐藤輝明内野手(2年・仁川学院)が最優秀選手に選ばれた。

 記録達成は逃しても悔いはない。仲間の支えを感じたリーグ最終戦。辰己は晴れやかな表情で大学野球生活を終えた。

 「(サッカーの)本田さんじゃないけど、すがすがしいですね。本当に記録にはこだわっていなかったけど、(九回に)つないでくれたことに感動しました」

 2安打を放ち、記録に王手をかけて迎えた九回。2人が出塁しなければ、打席が回ってこなかった。ただ、ここからチームメートがつなぎ、2死一塁で6打席目が回ってきた。

 「みんなが応援してくれていたし、そういう星の下に生まれているんだ、と思ってホームランを打とうと思ったんですが…」。初球のチェンジアップを捉えられず二ゴロ。ベンチに戻ると、苦笑いで仲間に頭を下げた。

 それでも大学通算122安打は歴代単独2位。打率・375で自身初の首位打者に輝き、外野手部門のベストナインにも選ばれた。プロ12球団から調査書が届いており、1位指名される可能性もある。「期待を込めて祈ります」。12球団OKの姿勢で指名を待つ。

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