法大・三浦銀二がリーグ初完封 今季3勝目 「過信しないで地に足を」
「東京六大学野球、法大8-0東大」(20日、神宮球場)
法大・三浦銀二投手(1年・福岡大大濠)がリーグ戦初完封で今季3勝目を挙げた。直球の走りが悪く、初回から1死満塁。ピンチを2者連続奪三振で切り抜けると、味方の援護にも恵まれ波に乗った。
決して本調子ではないながらも、「タイミングを合わせられないように意識した」と変化球を織り交ぜ的を絞らせなかった。132球を投げ、10奪三振。「チームを勝たせるという意味ではいいピッチングだった」と喜んだ。
今秋から第1戦先発を任されている。この日も大量リード八回に代打は送られず、そのまま打席へ向かった。「自信になると思う。よく完封してくれた」と青木久典監督。若きエースへの信頼は、日に日に増している。
フル回転を続けながらも三浦は、「過信しないで地に足をつけてやっていきたい」と冷静だ。12年秋以来12季ぶりとなる優勝へ向け、高校時代から鉄腕を誇るルーキーが快投で弾みをつけた。