プロ野球セ・リーグで2001年以来の最下位と低迷した阪神の坂井信也オーナー(70)が11日、「オーナーを交代させてもらう」と任期が切れる11月末で退く意向を明らかにした。引責辞任を表明した金本知憲監督(50)について「支えられず、本当に申し訳ない。私にも大いに責任がある」と話した。後任は阪神電鉄の藤原崇起会長(66)が内定している。
大阪市内で取材に応じた坂井オーナーは、金本監督体制の3年間を「他球団からも阪神の若手は変わってきたと聞き喜んでいたが、なかなか結果が出ないというジレンマがあった。チーム成績があるのでちょっと頓挫した感じになった」と分析した。