由伸巨人、CS進出へ総力戦!菅野も待機「腹くくって投げます」
巨人が総力戦で“決戦”に臨む。今季のチーム最終戦となる9日の阪神戦(甲子園)に勝てば、4位・DeNAの勝敗に関係なく、2年ぶりのCS進出が決まる。8日、甲子園での調整に鋭い視線を送った巨人・高橋由伸監督(43)は「まずは総力戦。菅野もベンチに入れる予定」と明かした。
先発には今季阪神戦で24イニング無失点中のメルセデスを立てる。安定感抜群の左腕だが、万が一の事態にも備える。菅野の登板の可能性は「コンディションを見てから。それも直前になってみないと分からないけど」としつつ、万全の態勢で必勝を期す。
常に人一倍勝ちにこだわる姿勢を見せてきた背番号19は「準備だけはしっかりします。もし、そうなったら腹をくくって投げます」と中継ぎでの登板を見据えた。「優勝を逃した時からクライマックスへみんなベクトルを同じ所に向けてやってきたつもり。しっかり形にして恩返しできればいいなと思います」。現役時代を含め、6年間を共にした指揮官への思いを口にした。
重圧がかかる一戦には違いないが、指揮官は「とにかく常に目の前の試合に勝とうとやってきている。普通に戦って、普通に勝つのが一番」と冷静に話した。泣いても笑っても残り1試合。盟主の誇りを見せる時が来た。
