中日・荒木、晴れやか引退会見「やり切り過ぎて涙も出ない」

 昨年6月に通算2000安打を達成した中日の荒木雅博内野手(41)が6日、ナゴヤドームで記者会見して今季限りでの現役引退を表明。「やっとすっきりできる。やり切った。やり切り過ぎて涙も出ない」と晴れやかな表情だった。13日の今シーズン最終戦で最後の打席に立ち、試合後は引退セレモニーが行われる。

 引退理由については「これ以上伸びしろがなくなったから」と説明。「(今季)開幕のスタートが2軍だったので、そこからちょっとずつ考え始めた。開幕した時にそういう気持ちになり、徐々に積み重なってきた結果」と話した。

 荒木は入団6年目にレギュラーとなり、俊足と堅守の二塁手として活躍。04年から6年連続でセ・リーグのゴールデングラブ賞を獲得し、04~06年はベストナインに選ばれた。今季は51試合に出場し、打率・260、1本塁打、3打点だった。西山球団代表は今後について「球団に残ってもらいたい。本人と話したいと思っている」と語った。

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