ロッテ・石川 4連敗「なにもないです」10勝目が遠く…
「楽天8-1ロッテ」(6日、楽天生命パーク宮城)
先発したロッテ・石川が発したのはたった一言だけだった。「特になにもないです」
6回2/3を被安打7で6失点。4連敗で8敗目(9勝)を喫した。
立ち上がりは小林雅投手コーチが「調子は悪いが、ここまで調子が悪いなりに変化球をうまく使って抑えられている」と評したように三回まで被安打は0(1四球)で無得点に抑えていた。
145キロ前後の真っすぐにカーブ、シュート、カットボールを駆使した。
しかし四回だ。1死から島内に初球の変化球を右翼席中段に運ばれた。同点の11号ソロ。さらに続くウィーラーには2-2から141キロの真っすぐをこれまた左翼席中段へと突き刺された。逆転の14号ソロ弾だ。
回を追うごとに少しずつ球威が落ちた。
六回には2死一、三塁で銀次に右前適時打を許した。七回にも1死から嶋、代打・今江、田中に3連打で1点を失い、オコエを遊直に打ち取ってマウンドを降りた。
井口監督は「真っすぐが走っていなかった。石川らしくない投球だった。もっともっと投げられる投手だと思う」と首をかしげた。
13日、ZOZOマリンでの最終戦(楽天)が今季最後の登板になりそうだ。
2ケタ勝利を挙げて来季につなげたい。