横浜、劇勝で関東大会出場決定 小泉が逆転サヨナラ2ラン

 「秋季高校野球神奈川大会・準決勝、横浜2-1慶応」(6日、バッティングパレス相石ひらつか)

 横浜が劇的な勝利で秋は2年ぶりとなる関東大会出場を決めた。0-1の九回に1番・小泉龍之介外野手(2年)が逆転サヨナラ2ラン。投げては及川(およかわ)雅貴投手(2年)が9回1失点12奪三振で強打の慶応打線相手に踏ん張った。

 小泉はエースの頑張りに何とか応えたい一心だった。1点ビハインドの九回1死一塁。「何とか及川を助けてあげようと打席に入った」と内角に甘く入った直球を思い切り振り抜いた。左翼へグングンと伸びる打球。「気持ちが乗ったから入ったのかな」とナインの待つ本塁へと飛び込んだ。

 悔しさが成長の糧となっている。今夏の甲子園・金足農との3回戦でスクイズを失敗すると、チームは逆転負け。「自分のスクイズのミスで流れが(相手に)いってしまって」と責任を負うと、新チーム始動後は最上級生の自覚をひときわ持ってけん引した。

 関東大会への切符を手にして、センバツ出場へ前進した。「甲子園の借りは甲子園でしか返せない。自分が打ってチームを引っ張っていければ」。頼もしいリードオフマンが、聖地で苦い記憶を晴らす。

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