ヤクルト・由規が退団 球団はポスト用意も現役続行を希望
ヤクルト・由規投手(28)が今季限りで退団することが2日、わかった。来季の戦力構想から外れ、球団側は引退ならポストを用意する方針だったが、本人は現役続行を希望している。
由規は07年度の高校生ドラフト1巡目で入団し、1年目の08年から2勝。10年には12勝を挙げ、当時日本人最速の161キロもマークした。しかし、11年に右肩を痛め、13年に手術。15年オフに一度は育成契約となったが支配下復帰し、16年には1軍で5年ぶりの白星を挙げた。
今季は開幕ローテーション入りし、7試合に登板して1勝。しかし、6月2日の楽天戦を最後に右肩痛で離脱し、その後は2軍戦での登板もなかった。
衣笠剛球団社長は「これまでの貢献度と、今後の復帰までにかかる時間を考慮した。苦渋の決断。本人の決意を尊重した」と説明。「成績、人間性を高く評価していた。スワローズファンを増やしてくれた」と功績をたたえた。