西武M11 天王山3連勝!栗山満弾&おかわり3ラン!35歳同期コンビ点灯弾

 「西武8-1ソフトバンク」(17日、メットライフドーム)

 西武は10年前の優勝を知る35歳の同期、栗山巧外野手(35)と中村剛也内野手(35)がアーチの競演で合わせて7打点。優勝マジック11の点灯スイッチをONにした。「あんまり記憶にないけど、2人でお立ち台に立ててよかった」と栗山は中村に視線を送った。福岡で3連敗したソフトバンクに“スイープ返し”を果たし、頂点への道のりがくっきり見えた。

 初回1死満塁。栗山は低めのストレートを捉えてバックスクリーンに突き刺した。「重圧はあったが、いいスイングができた。会心だった」。自身4年ぶり5本目の7号グランドスラムを放ち、前回対戦で八回まで無安打に抑えられたミランダを崩した。3点差の七回2死一、二塁では中村が右翼席へ26号3ランを運んだ。

 前回、優勝マジックがついた2010年は、マジック4から敵地でソフトバンクに3連敗してペナントをさらわれた。栗山は言う。「怖さは残っている。けど、前は前、今年は今年。何となく感じていたものが見えてきた。ワクワクドキドキする」。難敵に3連勝というこれ以上ない形で、勢いを加速させた。

 現時点での最短Vは24日の楽天戦だ。辻監督は「油断はできない」と気を引き締めた。今季の総得点は718に達し、04年の球団記録に並んだ。史上最強打線とともに、近づく歓喜の瞬間まで、一戦必勝の姿勢は不変だ。

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